【千と千尋の神隠し】~なぜ現実世界に戻れたのか~

世界中から愛されているジブリ作品⑫


今回のスタジオジブリが誕生してからの11作品目は、

千と千尋の神隠し」です!!

 

 

6/26(金)~、映画館でジブリの4作品が

再放映されていますね!!

 

①「風の谷のナウシカ」

②「もののけ姫」

③「千と千尋の神隠し」

④「ゲド戦記」

 

みなさんはご覧になりましたか?

映画館で昔のジブリ作品を見れるのは、レアなので貴重ですよ!

 

さらに8月の金曜ロードショーでは、ジブリ祭りがあります!!

8/14 「となりのトトロ」

8/21 「コクリコ坂」

8/28 「借り暮らしのアリエッティ」

コチラもお見逃しなく♪

 

 

何故、千尋は現実世界に戻れたのか?

千尋は、ハクと小さいときに出会っていることを思い出した。

そして、ハクの本当の名前を思い出します。

ですが、ハクは現実世界に戻れず、

千尋は現実世界に戻ることができました。

何故なのか?

 

本作品では、千尋が湯婆婆と契約を結ぶシーンがあります。

その時、実は千尋は自分の名前の漢字を間違えています!!

本当は「荻」の字は、「火」なのに、「犬」になってます。

そのため、契約はきちんと成立していなかったから、

千尋は現実世界に戻ってこれたのではないかと考えます。

 

 

ハクにも、「湯婆婆に本当の名前を教えてはいけない」と言われています。

本当の名前でなければ、あの世界に縛られることはないのでしょう。

しかし、ハクは自分の名前を思い出したにも関わらず、現実世界に戻れていません。

おそらく、本当の名前で湯婆婆と契約してしまったからでしょう。

 

ハクと千尋がまた出会える日が来るといいなと願います……。

 

映画の中でのカオナシの存在は何の象徴か?

カオナシは名前の通り、個性を持たない存在。

千尋に「あなたは誰?」と聞かれたときに、

カオナシは明確に答えられていません。

 

カオナシは自分なりの個性を持ちたくて、

従業員の欲求を満たすために金を与え、

さらには相手を食べてしまったのではないか。

自分の居場所を千尋に見出したかったのではと考えます。

 

また、千尋に金を渡しても彼女は断り続ける。

砂金が泥に変わってしまうのも、カオナシの欲望から良まれたもので、

「お金があっても買えないものもある」ということを

暗に示しているのだろうと思います!

 

 

千尋もカオナシやハク、リン、銭婆婆や湯婆婆との関わりを通じて、

大人になっていっている作品になっています。

まだ、観たことが無い方、観たことある方でも、

視点を変えてみてみるといろいろな捉え方が出来て、おもしろいですよ!!