古典文法のカギは助動詞!
古典文法、第5弾!!
前回に引き続き、助動詞の覚えるべきポイントを教えます♪
前回の投稿は、こちらから読むことができます。
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https://triangle-tis-school.com/sumiyoshi/2020/03/16/【古典文法マスター①】%ef%bd%9e活用動詞の種類%ef%bd%9e/
https://triangle-tis-school.com/sumiyoshi/2020/03/24/【古典文法マスター②】%ef%bd%9e助詞%ef%bd%9e/
https://triangle-tis-school.com/sumiyoshi/2020/03/31/【古典文法マスター③】%ef%bd%9e助動詞part1%ef%bd%9e/
https://triangle-tis-school.com/sumiyoshi/2020/04/02/【古典文法マスター④】%ef%bd%9e助動詞part2%ef%bd%9e/
「む」の識別
未然形接続で、意味の覚え方は「すいかかえて」!
①婉曲(~のような)
→すぐ下に体言・体言省略の助詞がある場合
(例)~せ/む/は… (~するようなときは…)
サ変/婉曲
②仮定(~だとしたら)
→すぐ下に「が・は・も・に・こそ」がある場合
※80%入試では、「こそ」が問題になる
(例)~せ/む/は… (~するとしたら)
③推量(~だろう)
→主語が第三人称、一般的事項である場合
(自分の前世・後世・将来のことは推量)
④意志(私は~よう)
→主語が第一人称である場合
(例)男は「この女をこそ得め」と思ふ
⑤適当(~のがよい)
→主語が第二人称、一般的な事項である場合
この時の第二人称=会話の相手、歌・手紙を贈る相手!
⑥勧誘
→主語が第二人称である場合
(訳)あなたは~したらどうですか/~してみませんか/~してくれませんか
「まし」の識別
未然形接続の助動詞。
①反実仮想(もし~ならば、~だろうに(だけど現実は~))
→・ましか+ば~まし。
・ませ+ば~まし。
・せ(過去「き」の未然形)+ば~まし。
・未然形+ば~まし。→50%の確率で問題になる
(例)鏡に色形のあらましかば うつらさらまし
(訳)鏡にもし色形からなかったら、うつることはないだろう。
(けれど、現実は色形がある)
②ためらい意志(~しようかしら)
→疑問語を伴っている
(例)いづち行かまし
(訳)一体どこに行こうかしら
③後悔(希望) (~すればいいのに・~したらよかったのに)
→(例)~吾妹子が玉もかづかば 水ぞ干なまし
(訳)私の恋人が玉もの下に潜ったならば、
水が干上がってくれたらよかったのに
④推量(~だろう)