自宅学習のノウハウ~受験勉強編~

勉強時間どのように決めていますか?

よく「今日1日10時間勉強したんだよね~」

こんな風に言っている人いませんか?

実は同じ10時間の勉強でも効率が悪い勉強になってしまっていることがあります。

なんとなく時間はやったけど、成績が上がらない。

これには大きな理由があります。

これはポッドキャストでもご紹介していますが、今日はその中から1つをご紹介します。

1か月のテーマを決めよう!

山登りをイメージしてみましょう!

頂上:あなたの目標

スタートライン:現状のあなた

こう見たとき、どのルートを通って頂上を目指すのか?が科目ごとの行動になります。

例えば、数学の偏差値を伸ばしたいとき

どの単元をクリアすれば、偏差値が伸びるのか?をまず考えてみましょう。

漠然と数学を3時間勉強するのではなく、

2次関数の交点の求め方をクリアするのに、何時間かかるのか?を決めて勉強するようにしましょう。

テーマなく勉強すると、何がクリアできたのか?わからない勉強になってしまいます。

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大切なのは、都度自分の状況を把握すること

 これはちょっと健康診断に近いですが、

 自分の目標をクリアするために、どこが悪いのか?

 これが分かっている人なのか?そうでないのか?で時間のかけ方が変わってきます。

 当然、時間は有限ですから最短経路で山登りしたいですよね?

 そうなれば、しっかりと自分の現状を把握して、何がいけないのか?を把握することはとても大切なことです。

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50点→90点は難しいこと?

 模試で偏差値を上げることと、定期テストで40点伸ばすことのどちらが大変か?

 結論から言うと、模試の方が難しいです。

 模試の偏差値:長期的

 定期テストの点数:短期的

 と思ってください。

 定期テストはテスト範囲があらかじめ決められていて、そこの単元さえできれば点数が上がるのに対して

 模試は全体から出されるので、穴が多ければ多いほど偏差値は上がりづらくなります。

 それに対して、

 定期テストで50点から90点に伸ばすことは、意外と簡単にできます。

 現在通塾中の中2の女の子も

 今回92点の点数を取ってきましたが、そんなに難しい勉強法を取っているわけではありません。

 これは別の会のブログにも書いていますが、

 定期テストで点数を取る3ステップがあります。

 これを知るだけでも、全然勉強のやり方が変わってくると思います。

 このやり方は、体験授業でご説明しますね!

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どの科目の偏差値は伸ばしやすい?

 都立入試を例に挙げてみましょう。

 私が思うに、

●数学

 数学は結構簡単に偏差値が上がります。ただ逆に偏差値が下がりやすい科目でもあります。

 これは何故かというと、

 V模擬で偏差値1伸ばそうと思うと、2点上がれば伸びます。

 模試の1問あたり点数は5点ですから、1問変わるだけで偏差値が2~3変わってきます。

 10点変われば偏差値5の差が生まれます。

 つまり模試でミスをしたら簡単に下がるし、完璧に基礎ができるだけで偏差値60になったりもします。

●理科

 理科はよく暗記科目と誤解されがち。暗記科目と言っている塾には行くのを辞めましょう笑

 というのも、

 理科は、

 ①暗記系

 ②計算系

 ③理屈系

 の3種類があります。

 暗記でできるところは全体の3分の1くらいと思っておくと良いと思います。中1の単元なんかは暗記が多いです。

 中2になっていきなり理科の点数が下がったお子さんがいたら、実は勉強してないわけではなく

 単純に理解ができなくなったからと捉えましょう。

 理科は、理屈を大切に勉強しましょう!

●社会

 社会は、地理・歴史・公民ととても幅広い知識が要求されます。

 都立入試であれば、出題傾向が決まっていてどういうポイントで勉強すればいいのか?は決まっているのですが、

 中学入試や大学入試は学校ごとに出題傾向が違ったりもするので、学校ごとの対策が必要となります。

 これから都立入試を迎える人は以下のことに注意して勉強してみましょう。

 ①地理

  各国・各県の特徴(地形・農業・工業・人口)に着目して覚えていきましょう。

  (例)ブラジルと言えば?

  サッカーとか言わないでくださいね笑

  少なくとも、熱帯・鉄鉱石・コーヒー・日系人が多い・ポルトガル語くらいは最低でも覚えておきましょう。

  このように、出題されやすい国や県の特徴を覚えておくと、解くときのヒントになります。

 ②歴史

  時代とキーワードを覚えましょう。都立入試では並び替え問題が主体となるため、日露戦争といえば明治時代後期

  みたいにすぐ言えるようになっておきましょう。都立入試では日露戦争がどのような背景で起こったのか?

  などの細かなことは出ません。

  どの時代に何が起こったのか?を中心に勉強するようにしてみてください。

  中学入試や大学入試の方がよほど厄介で、一問一答で覚えることに加えて、その出来事の深いところまで覚えないと

  解けない中学や大学もあります。レベルに合わせて対策しましょう。

 ③公民

  都立入試では、政治の仕組み、数字にまつわることを勉強しておきましょう。

  数字については過半数であったり、3分の2であったり、何がこのような数字になるのか?をしっかりと覚えておくようにしましょう。

  また公民は言葉の意味が意外と理解できていない人が多いので、言葉の意味をしっかりと理解するようにしましょう。

  (例)衆議院の優越とは?

  このあたりも数字も含めて覚えると良いです。

●国語、英語

 ちょっとまとめてしまいますが、

 都立入試においては、受験する高校によって求められることは変わってきます。

 言い方悪いですが、

 ある程度慣れるだけでも60点~70点は取れるようになります。

 ただ、これはあまりいい勉強の仕方ではなく、英語であれば単語や文法や和訳といった自力がついた状態で

 取れた方が安定感を生みます。

 ただ、よくあるのが直前期にめちゃくちゃ英語が苦手な状態で入ってきた場合や1から文法を復習する余裕が無い場合は、

 応急処置的な対応で点数を取らせることもあります。

 ただこれは現状、どのくらいの学力かによるので、体験授業などで把握させていただいています。

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 中1で既に英語が苦手な子はまだ間に合います。

 英語は文法つまり文章を作るルールを理解すると途端にわかるようになります。

 be動詞・一般動詞のことが分からない子は、こちらの動画をご覧ください。