【火垂るの墓】★ドロップの秘話★

世界中から愛されているジブリ作品④

前回もちらっとお話した、『となりのトトロ』と同時公開!

スタジオジブリが誕生してからの3作品目が、こちら!!

 

火垂るの墓』です★

 

こちらの作品は、観たことがある人は少ないかもですね…。

あまりテレビでも近年は放映されておりません。

ドラマ版として、実写化されたことも実はあるんです!!

 

 

 

<< あらすじ >>

野坂昭如の短編小説で、野坂自身の戦争体験を題材とした作品。

 

太平洋戦争中に親を亡くした14歳の兄・清太と4歳の妹・節子が

親戚の家に身を寄せるが、折が合わずに2人は家を出る。

近くの防空壕の中で暮らし始めるが、だんだんと食料が得られなくなり、

清太は畑から盗んだり、無人となった家から物を漁ったりと飢えをしのいでいた。

しかし、戦争が終わったことを知ると同時に、栄養失調で妹が死を迎える。

妹の供養をした後、清太は防空壕から立ち去って、戦争孤児になり、駅で亡くなる。

 

 

実はドロップは2つ存在している!?

ストーリー中に飴のシーンが度々出てきます。

節子がお腹すいたときに、1個ずつ食べていました。

 

みなさんも、スーパーとかに行ったときに

一度は見たことがあるのではないでしょうか?

 

 

 

ドロップが2種類あることに気づいた方いらっしゃいませんか?

よくよく見ると、名前が

サクマドロップス」と「サクマドロップス」なんです!!

これって、どういうことなのでしょうか?

 

ちなみに、作品中に節子が持っているのは……、

 

サクマドロップス」です★

 

戦後に同じ名前の会社が2社誕生

もともとは1908年に佐久間惣次郎商店で

サクマドロップス」として販売されていた。

しかし、戦争の影響で廃業してしまう…。

 

戦後同時期に、同社の番頭が「佐久間製菓株式会社」を、

同社の社長三男が「サクマ製菓株式会社」を起業し、揉め事に…!

 

結果、裁判で下記の様になったそうです。

 

サクマドロップス

・佐久間製菓株式会社

・味:イチゴ、レモン、オレンジ、パイン、リンゴ、ハッカ、ブドウ、チョコ

・缶の色:赤

 

サクマドロップス

・サクマ製菓株式会社

・味:イチゴ、レモン、オレンジ、パイン、リンゴ、ハッカ、メロン、スモモ

・缶の色:緑

 

両社とも「伝統の味」は変えていないため、

どちらを食べてもあまり差はないそうです!

そのため、消費者側も違う会社で作られたものだとは、

思わなかったのではないでしょうか。

私もまったく、気づかずに小さい頃はよく食べていました(笑)