【古典文法マスター④】~助動詞part2~

これらを識別できれば勝ち!

古典文法、第4弾!!

前回に引き続き、助動詞の覚えるべきポイントを教えます♪

 

前回の投稿は、こちらから読むことができます。

↓       ↓       ↓

https://triangle-tis-school.com/sumiyoshi/2020/03/16/【古典文法マスター①】%ef%bd%9e活用動詞の種類%ef%bd%9e/

https://triangle-tis-school.com/sumiyoshi/2020/03/24/【古典文法マスター②】%ef%bd%9e助詞%ef%bd%9e/

https://triangle-tis-school.com/sumiyoshi/2020/03/31/【古典文法マスター③】%ef%bd%9e助動詞part1%ef%bd%9e/

 

助動詞は何形接続かも覚えとくと、問題を解くときに便利!!

未然形接続

る・らる・す・さす・しむ・む・むず・じ・まし・まほし

 

連用形接続

き・けり・つ・ぬ・たり・けむ・たし

 

終止形接続

まじ・めり・なり・らむ・べし・らし

 

連体形・体言接続

なり(断定)

 

サ未四已りかちゃん

完了・存続「り」

 

 

「る・らる」の識別

受け身

→・中で受け身の対象がはっきりしている場合

(例)姑の思はるる嫁の君

 

・主に平安時代の作品では、無生物受け身の主語にはならない

(例)「など、かう暑さに、格子はおろさたる」(れ…尊敬)

 

可能

→平安時代の作品では必ず打消・反語を伴って、不可能を表す

(例)つゆまどろま

 

自発

→感情表現(思わずしてしまう・せずにはいられない

<主語が一人称・知覚動詞>

うち見る・うち泣く・うち嘆く・見やる・思ひやる…etc

(例)遠く都ばかり思ひやら

 

尊敬

→尊敬語のすぐ下にある「る・らる」はそのまま尊敬となる

(例)~御覧ぜらるる

 

れ/られ+給ふ(尊敬・補助

(例)~泣か給ふ (れ…自発)

 

 

 

「す・さす・しむ」の識別

・必ず使役となる条件

→①すぐ下に「給ふ」(尊敬・補助)を伴わないで単独である場合

(例)下部に酒飲まするわざは(する…尊敬)

 

②「給ふ」(尊敬・補助)を伴っていても、

文中で使役の対象がはっきりしている場合

(例)女房に歌詠ま給ふ(せ…使役)

 

・必ず尊敬となる条件(二重尊敬

→①主語がである場合

(例)(主語…帝)~歌詠ま給ふ (せ…尊敬)

※中宮とかが主語の時は、使役の可能性もある

 

②「給ふ」の代わりに「おはす・おはします」がある場合

(例)~うちまどろまおはしまして (せ…尊敬)