学生たちの中で
「勉強=嫌なこと」という感覚になってしまっているのは、何故なのでしょうか!
小さな頃は見たまま、聞いたまま、体験したまま吸収していったにも関わらず
成長の過程で勉強とは嫌なものとなってしまっています。
今日は、ご家庭のお悩みを私なりにアドバイスいたします!
お悩み
勉強のやる気がアップしない
やる気=モチベーションと言われますが、
モチベーションとは元々はどのような語源かご存知ですか?
モチベーションとは
motive:動機、目的
action:行動
この2つの言葉をくっつけた造語なんです。
つまり、目的を持って行動すること
がモチベーションUPに繋がるわけです。
そもそも、
勉強が嫌いになった理由はなんでしょうか?
・出来ないから
・面白くないから
・遊びの方が楽しいから
・やる意味がわからないから
といったことではないでしょうか?
お子さんにとって、
「何が原因なのか?」
を解決しない限り、モチベーションがUPすることはございません。
例えば、
パターン1
勉強は苦手だが出きるようにはなりたいと心の底では思っている子ども
であるなら、
目先の成果が必要です。
普段から勉強で褒められることが少ない子どもは勉強が出来るようになることの喜び体験が少ないんです。
小さい頃は、
アンパンマンの絵が上手いか下手かは関係なく、書くことにチャレンジした行為について褒めていたと思います。
いつしか、学校のテストで点数という評価が作られたことにより
点数が取れないとダメな人というレッテルを張り付けてしまっています。
1回のテストで悪い点数をとった失敗や経験から、悪い点数を取ったらダメという結果重視のアプローチをしてしまっています。
本来重要なのは、
そのテストで点数が取れなかった根本の理由を掘り下げることが大切です。
・その単元が理解できていなかった
・わからない部分をそのままにしてしまった
結果が悪くとも、
問題解決的な長期的な視点が必要です。
このままだと子どもの将来が不安…
お子さまは将来何をやりたいのでしょうか?
こういう質問をしたとき、
多くの子どもたちの中で
「まだやりたいことが決まっていない。」
ということが多いです。
中学生くらいだと決まっていない方が多い印象を受けます。
なぜ決まらないのか?といえば、
将来のやりたいことを決める上での
・経験が少ない
・情報が少ない
という2つではないでしょうか。
これは勉強するという動機にも繋がってきます。
もちろん、大学へ行くことで、より良い未来を形成できるという情報を理解して取り組む人にとっては、
この瞬間の勉強も必要だからやるという考え方でできてしまうでしょう。
しかし、人間十人十色です。
必要だけどやらないという人もいます。
どこかで覚悟してやりきる努力は必要です。
将来の夢を見つけるということだけで言えば、
いろいろ経験をしてみることです!
トライアングルでは、
未来図というイベントを開いて、
さまざまな職業の方とお話しすることで、
将来の自分のやりたいことを見つける
お手伝いをしています!
最近で言えば、
ウエディングプランナーさんとお話した生徒さんがウエディングプランナーを将来の夢にしたというケースがございます。
何でも私は経験してから判断する方がお子さまのためになると思っています!
口うるさく言わないと勉強や宿題をやらない
勉強だけに限らず、強制されたもので成果を出し続けたものはどれだけあるでしょうか?
人間は可能性のないことへ努力を重ねたりしません。
まずは、
今自分が達成したい事柄を可能性あるものにさせてあげることが大切だと私は思います!
今まで私の生徒の中でも
53点→95点→偏差値60の高校へ→大学は薬学部に進学!
や
中3で数学の偏差値42→入試前に偏差値60→高校の模試で偏差値70
という生徒さんもいらっしゃるように、
今自分ができていないことが出来るようになり、天職に繋がるケースは珍しくはありません。
「今できていないことは、本当にできないことなのか?」
と自らに問いかけ、その可能性と周りも本気で向き合ってあげましょう!
部活や遊びで中々集中して勉強していない
部活や遊びが成績が上がらない原因なのでしょうか??
根源は実は別にあるのではないでしょうか??
いつしか娯楽は勉強の敵
というイメージがついて回っていますが、大人ですら娯楽無しに仕事ばかりする人間はどれほどいるでしょうか?
私が思うに、
「時間の使い方」の問題です。
仮に大谷翔平が野球の練習をせず、サッカーの練習ばかりしていたら野球選手になれていたでしょうか?
大谷翔平が練習を適当にやっていたら、野球選手になれていたでしょうか??
この2つの質問で大切なことが2つあります。
・時間をどれだけ割いたのか?
・やりきっていたのか?
一定の成果がほしいにも関わらず、時間はかけない、やりきってもいない
これでは絶対に成果は出せません。
娯楽があるから勉強ができないというのは言い訳でしかなく、
単純に優先順位が勉強にはなく、勉強で努力を重ねる意義がそこにないからだと思います。
自分にとって必要な勉強ならやりますし、
将来に必要だと思わない人、自分にはどうせ無理と諦めている人にとっては、やらない選択肢が生まれているのだと思います。
だから、
受験前は受験勉強だから仕方なくやり、受験が終われば必要ないからやらないという子がいるわけです。
勉強をやる意味ややったらどんな良いことがあるのか?
また自分にはできないと思い込んでいる人には、出来ると思わせる必要があると思います。
もっと自発的に計画を立てて勉強してほしい
自発的に計画を立てる
これはほとんどの子どもは難しいことです。
大人でも自分を律し、成果の出る計画を立てていくことはとても難しいと思います。
子どもたちにとって、
自発的に計画をたてた経験が乏しいという点と、成果を出せる計画の立て方を教えられてきていないことが原因です。
自発的に計画を立てれるようになるには、以下のSTEPが必要です。
STEP1 目先の成功体験を経験する。
まずは、成果が出る勝ちパターンを学びましょう。これは先生が行ったことをそのままやるでもよし、人を真似するでも良し。
どうやれば、現状よりもうまくいくかを経験しましょう。
STEP2 成功パターンを踏まえて、更に成果が出せる方法を考えて計画を立てる
計画を立てて、やってみてください。必ず失敗します!失敗したらチャンスです!
STEP3 失敗したら、何がいけなかったか分析して次の計画 行動に活かす。
・自分が思うような点数が取れなかった。
・計画通りに事が進まなかった。
・時間が足らなかった
など、自分の計画の粗探しをして修正します。
どうすれば良いかわからない時は?
わかる人にアドバイスを求めたり、
仮決めしてまずやってみる!
結局、量と質はどちらが大事?
これは結構愚問です笑
1つ言えることとして、結局
どれだけ効率良く、失敗と成功を積み重ねられるで、
そう考えると、量も質もどちらも同時並行で求めなくてはならないです。
日本人の特徴として
失敗=いけないこと
成功=求められること
という文化、風潮、教育が背景にあります。
私は
前向きな失敗への許容
は大いにアリだと思います。
後ろ向きな失敗は確かに得るものは少ないです。
自分が一生懸命やって努力した失敗はとても得るものが大きいです。
結局失敗したら嫌だなとか、怒られたくないななどネガティブな感情が
失敗するくらいならやらない方がいい
とか
怒られない程度にできればいいや
という行動に繋がっていってしまいます。
人間の行動は前述した通り
モチベーションにより左右されるとも思いますので、
motive(動機・目的)という在り方の部分
action(行動)を決める感情の部分
を整えてあげることもとても大切なことになります。
勉強法を知っても成績が上がらない人に共通することとしては、
やはり、失敗しても改善してやりきっているのかができていない。これに尽きると思います。
ほんっと、中学生、高校生の時の自分に聞かせてあげたい笑 そんな優秀な人間ではなかったので。
「今日から変えられることがある」
それがわからないのなら、
私と一緒に考えてみませんか??