【古典文法マスター②】~助詞~

これだけ覚えれば間違いなし!

古典文法、第2弾!!

今回は「助詞」について解説します☆

ここに書いてあることを完璧に覚えれば、

入試で必ず高得点を取ることができます♪

 

 

前回の投稿は、こちらから読むことができます。

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https://triangle-tis-school.com/sumiyoshi/2020/03/16/【古典文法マスター①】%ef%bd%9e活用動詞の種類%ef%bd%9e/

 

係助詞

・「もぞ・もこそ」の用法

―――連体形。/こそ―――已然形

(訳)~したら大変だ・~したら困る

 

例)烏もこそ見つれ。

(訳)烏に見つけられたら大変だ。

 

~こそ――已然形ども……。

(訳)~だけれど逆接強調

 

 

 

接続助詞「ば」の識別

未然形+ば 順接仮定条件――推量

→(訳)~ならば

 

已然形+ば 順接確定条件――結論

→(訳)~ので、~ところ、~すると(いつも)

 

未然形+で→打消 (訳)~ないで

 

 

「ずは・くは」の法則

「は」=接続助詞「ば」の消音化

 

~ずは+(仮定条件

→「ず」=打消「ず」の未然形

(訳)~しないならば

 

~くは+(仮定条件

→「く」=形容詞の未然形

(訳)~ならば

 

 

 

格助詞「の・が」の識別

~体言述語(=用言)……。

主格(~が)「の」

 

(例)女の泣くを見るに…

→「泣く」は用言なので、「の」は主格。

 

~体言体言……述語……。

→体言「の」体言=連体修飾格(~の)「の」

 

(例)うぐいすの宿はと問はば いかが答へむ

→「うぐいす」と「宿」は体言なので、「の」は連体修飾格

 

色濃く咲きたる様体美しきが侍りしを

→「色濃く咲きたる」と「様体美しき」が

「木」の説明になっているので、同格(~であって。そして)

 

 

 

格助詞「より」の識別

比較の基準

→(例)あり/し/より 「以前にもまして今は

「し」=過去「き」の連体形、「より」=比較

 

経過する場所

→(例)わが/門/より 「私の家の前の門を通って

「より」=経過

 

手段・方法

→(例)徒歩よりもうで来。 「歩きでくる」

「より」=手段・方法

 

 

副助詞「だに」の識別

最低限の程度「せめて~だけども

→文末に意志命令希望仮定の形がある場合。

(例)かの小枝だに捨へ(=命令)

 

類推「~さえ・~でさえ

程度の軽いものを示して重いものを類推させる。

(例)蛍ばかりの光だになし

 

 

 

重要な「終助詞」の識別

もがな(もが・もがな・がな)

体言に接続願望(体言があったらなぁ)

 

ばや

未然形に接続願望(~たい)

 

なむ

未然形に接続他者への願望(~してもらいたい)

 

てしがな。/~にしがな

連用形に接続願望(~したいものだ)

 

(「な~そ」の形が多い)

終止形に接続禁止(~するな)詠嘆(~だなぁ)

 

かな

連体形(体言)に接続詠嘆(~だなぁ)

 

かし。(~ぞかし)

念押し(~であるよ)