これで、あなたも古典好きに!!
古典文法、第7弾!!
皆様が苦手で躓くであろう
「敬意」と「文章の読み方」を伝授します♪
今までの投稿は、こちらから読むことができます。
↓ ↓ ↓
https://triangle-tis-school.com/sumiyoshi/2020/04/17/【古典文法マスター⑥】%ef%bd%9e敬語%ef%bd%9e/
「敬意」(誰から誰に)
誰から
・地の文→作者から
・会話文→会話主から
誰に
・尊敬語→動作(する人)の主体に
・謙譲語→動作の受け身に
・丁寧語→地の文…読み手
会話文…会話の相手に
(例)姫君は若宮に文書く。
文書き給ふ / 文書き奉る / 文書き侍り
→姫君は若宮に文書き奉り給ひ侍り
K S T
主語の見つけ方!!
・会話中での
聞く/見る/知る/思ふ/覚ゆ の主語は会話主!
・会話中での
丁寧語/謙譲語 の主語は会話主!
・会話中での
疑問文/禁止文/命令文 の主語は会話の相手!!
・会話中での
希望(願望)は会話主の希望を表わす
・会話中での
推量は会話主が別の人のことを推量する
※主語が会話主×
・「日記・随筆・歌論書・歴史物語」の
地の文は会話文(会話文は筆者)
(例)……「 」と申す(枕草子)
主語…清少納言
文にマークする!
・確定条件(已然形+ば)結論
→結論部分に傍線が引かれ、「何故?」と聞かれることが多い。
答えはすぐ上にある。
・「A⇒B」確定条件「B⇒A」
・逆接 逆の事実 (訳:けれど)
→空欄問題になりやすい。
・引用の格助詞「と」
→「会話文」とて(訳:~と言って)
「心中語」とて(訳:~と思って)
※主語・状況説明は入れない。
(例)男は、「この女をこそ得め」と思ふ
※「」の中の主語は第一人称
・~を 動作 →主語が変わる
(~に対して)
・~も 動作 →主語が変わって、動作は同じ
(~もまた同じく)
豆知識
☆「やがて」
→①そのまま……状態
②すぐに……時間
☆「こと」
→・琴
・言(言葉)
・事(物事)
・異(別の、違った)
・殊(特別・格別)
☆人やりならず……自分自身が決めたこと
☆いもねられず……寝るにも寝られない
☆天皇妻
→・皇后……1人
・中宮……複数
・女御
・更衣……中納言の娘
☆「十六夜日記」(物語化する)
→・作者……「女君」
・尊敬語を使う……「宮」
☆「蜻蛉日記」
→夫に尊敬語は使わない!
☆枕草子の特徴
→・宮廷生活
・ものはづけ(すさまじきもの)
・われ誉め(自画自賛)