【ナウシカは、実は古典文学の登場人物!?】

世界中から愛されているジブリ作品①

スタジオジブリが誕生するキッカケとなった作品。

それは、『風の谷のナウシカ』!

 

金曜ロードショーでも何回も放映されていて、

2019年には現代歌舞伎でも舞台化されました!!

(余談)歌舞伎好きの友達にチケットを取ってもらい、観に行きましたが、

とても感動しました…!現代語で表現されているので、セリフも内容も分かりやすいです★

原作を元にして舞台化されているのですが、第一章はアニメ映画の内容をなぞらえていて、

そのままの世界観が表現されていて、鳥肌が立ちました…。

 

この映画作品により、原作である漫画も元々は5万部しか売れていなかったのが、

50万部以上も売れるようになったとか…。

そんな人気作品の主人公、16歳のナウシカ。

彼女のモデルとなった人物が、実は古典文学の登場人物であった。

 

『堤中納言物語』の「虫愛ずる姫君」

平安時代後期の作品である『堤中納言物語』。

その作品の中に「虫愛ずる姫君」という話が書かれている。

この姫君は、上流貴族の娘で容姿はとても美しいが、

虫を取り集めたり、観察するのが大好き!

1日中、虫を眺めて愛でているタイプ。

芋虫から蝶に変身する姿に感動したりと、

周りから「変わり者」扱いをされている彼女。

 

ナウシカと虫愛ずる姫君の共通点

2人に共通している部分は何か。

下記の5つが挙げられる。

 

①虫が好き、愛でる

②一族の姫君

③容姿端麗

④好奇心旺盛

⑤違ったモノの見方をする

 

両者とも人が怖がる、気味悪がるような虫を愛する。

また、共に生きていくためにどうしたらよいか、

人とは別の視点から物事を見ている。

純粋で優しい心の持ち主であるように私は考えました。

 

更に、ナウシカは人間が吸ったら、

死にいたる毒を吐き出す植物の研究もしていた。

どちらかが生きていくのではなく、両者が生きていけるような環境、

空気や水がきれいになるような方法を見つけていた。

 

モデルは意外と身近な作品に使われている?

このように、意外とよく見ている映画作品でも、

モデルとなっているのは、日本文学海外文学のものが多い。

自分の好きな作品の原作やモデルとなっている作品を読んでみるのも、

歴史や国語の勉強に役立つかもしれない!?

 

本が読むのが苦手な子、国語が好きな子、読解が苦手な子…。

まずは、自分が気になった作品を読んでみよう!

全部読もうとしなくても大丈夫。

気になった章や流し読みでもOK★

興味を持つことが大事!!

自分の豆知識をちょっとずつ増やしていくようなイメージ。

 

次回は、オススメの本を紹介していきたいと思います♪