【平成ぽんぽこ】~深く考察すればするほど面白い作品~

世界中から愛されているジブリ作品⑧

昨日は、金曜ロードショーがジブリでしたね!!

『魔女の宅急便』、皆様見ましたでしょうか??

 

今回は、スタジオジブリが誕生してからの7作品目は、

平成ぽんぽこ狸合戦』です!

 

 

子どもから大人まで、どの世代が見ても

「自然環境」について考えさせられる作品。

舞台は、90年代の急速に都市化が進む多摩ニュータウン近くの森。

そこに暮らしている狸たちが人間に対抗する様を描いている。

 

狸の行動による「自然」との共存

妖怪大作戦で人間と対抗して、狸たちが負けてしまう。

しかし、当初は自然全部がニュータウンになる予定が、

狸たちの行動をきっかけに、人間たちは

地形を生かして、元の山林を残して、公園を作ったりと

自然と共存して暮らせるような環境に変えていった。

その姿はとても美しく描かれています。

 

 

これに対して、高畑監督は、

あの美しさが心に沁みるのは、古いものを人間が自然の力を借り、

自然の力を生かしながら作り上げたからだと思います

とも語っています。

 

また、エンドロールでは、狸たちがゴルフ場で

楽しく騒いでいる姿が描かれています。

そして、光輝く夜の都会の風景が映されます。

これは、人間が自分たちの都合のいいように

作り変えたことを意味しているのだと思います。

 

自然破壊をした人間がずっと暮らし続けているという

「現実」を音楽と夜の都会の情景だけで表現していると考えると、

映像での表現は無限にあるなと痛感しました。

 

実は『耳をすませば』と深い関わりがある!?

『耳をすませば』の主人公である月島雫が住んでいる住宅地は、

実は「多摩ニュータウン」が舞台になっているのです!!

しかも、ぽんぽこでは、妖怪大作戦が繰り広げられた団地です!

 

 

また、ぽんぽこで建設中だったコンビニが、

『耳をすませば』の最初のシーンで完成したコンビニになっている!?

さらに、『耳をすませば』で出てくる替え歌も、

両作品の関係性を示しているのではないかと思われます><

 

コンクリート・ロード

コンクリート・ロード 

どこまでも森を切り 谷を埋め

ウェスト東京 マウンテン多摩

わが町は コンクリート・ロード

 

 

意外とジブリ作品には、他の作品との繋がりがあるので、

そういう考えで見てみるとまた作品の見方が

変わってくるかもしれないですね☆

 

隠れミッキーならね隠れジブリ!?

ぽんぽこの作品には、隠れジブリキャラがいます!

皆さんは、見つけたことがありますか??

 

 

出てきているのは、

・『紅の豚』のポルコ・ロッソ

・『魔女の宅急便』のキキ

・『となりのトトロ』のトトロ

 

です!!

隠れミッキーみたいで、

作品を見ながら探してみるのは意外と面白いですよ♪